病院で気づく高血圧や高コレステロールと合併症リスク

高血圧は生活習慣病の一つとして位置づけられていると同時に、脂質異常症、糖尿病、肥満と合わせて死の四重奏と呼ばれるようになっています。そういった恐ろしさを髣髴とさせる位置付けがなされているのは、高血圧が危険な疾患であるという認識を人々があまり持っていなかったからです。血圧が多少高い値を示しても何も自覚症状が生じないのが一般的であり、病院で血圧測定を行ったら高血圧だったという人が多いのが事実です。そこで危機を感じて病院に通うようになれば良いのですが、自覚症状がないことからあまり気にせずにまた今度にしようと後回しにされてしまいがちなのです。同様のことが脂質異常症についても言えます。自覚症状がなく、健康診断などで血液検査をしたら血中コレステロール値が高かったり、中性脂肪値が高かったりして脂質異常症だと気づくが典型的です。そして、やはり後回しにしてしまって病院にかかることなく過ごしてしまうというようになりがちになっています。血圧が高いあるいはコレステロール値が高いというだけでは確かに自覚症状はありませんが、それが血管や心臓に与える負担は大きく、次第に状況が変化してきます。血圧が高い状態やコレステロールが多い状態が続くと動脈硬化が起こりやすくなるからです。さらには動脈硬化から血栓ができたり、血管が裂けて出血したりするリスクも高まってしまい、動脈硬化による合併症の発症率も高まってしまうのです。互いに動脈硬化もその合併症のリスクも高め合う性質を持っているのが高血圧と脂質異常症であり、もし両方を放置してしまうとその分だけさらに高いリスクを抱えることになります。後回しにすることなく、速やかに病院へ行って治療を開始することが重要といえるでしょう。